風呂敷いろいろ

どらえもんに登場する「タイムふろしき」とは?

日常に風呂敷を取り入れる国民的アニメであるどらえもんには様々なひみつ道具が登場しますが、タイムふろしきもその中のひとつです。
これは、包み込んだものの時間をコントロールする道具で、故障したものを新品の状態に戻したり、逆に新品のものを古くしたりできます。

アイテムとしての風呂敷

効果は生物でも無機物でも発揮され、タイムふろしきよりも大きなものであっても、その一部に被せれば全体に効果が及びます。
ケガの治療も可能で、損傷した部分に風呂敷を被せれば、元の状態に戻すことが可能です。
時間が逆行するか進行するかは、表裏のどちらの面で包み込んだのかによって決まり、
赤い面を外側にして包むと時間が逆行し、青い面を外側にして包むと時間が進行します。

なお、声優が大山のぶ代さん時代のアニメでは、エピソードごとに表裏の設定が入れ替わっていましたが、
声優が変わった現在の水田わさびさん時代のアニメでは外側が赤面で時間が逆行、外側が青面で時間が進行という設定に統一されました。

また、タイムふろしきで人間を包んで時間を逆行させたとしても記憶は維持されます。
「赤いくつの女の子」というエピソードでは、幼い頃に喧嘩別れしてしまった女の子と仲直りさせるために、
この性質を利用してのび太を幼稚園児の頃に戻しています。

ふろしきはリアル世界でも便利な道具

上記の通り、ふろしきはどらえもんのひみつ道具にも採用されていますが、リアル世界でも非常に魅力的な道具です。
ふろしきは、対象となるものの大きさや形を問わず包み込むことができますし、使わないときは小さく畳むこともできるため持ち運びの邪魔にもなりません。

加えて、布製品であるふろしきは耐久性にも優れますし、大きさ・デザインのバリエーションも豊富です。
さらに、バッグのような持ち手ができる包み方もあるので、近年はエコバッグの代わりに使うという方も増えています。風呂敷の便利な用途

また、単に包むだけでなく様々な用途に使えるという魅力もあります。

例えば、小さめのサイズであればランチョンマットやひざ掛けに使うことができますし、
ブックカバーやティッシュボックスカバーにアレンジすることも可能です。

さらに、近年は撥水加工が施されたものも登場しているため、レインカバーやエプロンなどにも活用できます。
撥水加工されたものは、レジャーシートとして使ったり水を運ぶバケツ代わりにしたりもできるので、
非常用として1枚持っておくのもおすすめです。

また、ふろしきには様々な包み方があるので、興味がある方は複数の包み方をマスターしてみてはいかがでしょうか。