風呂敷いろいろ

なぜエコバッグが必要になったのか?

日常に風呂敷を取り入れる二酸化炭素による地球温暖化やプラスチックゴミによる海洋汚染など、
地球環境へのダメージが年々深刻化しています。

そこで世界的な取り組みとして、プラスチック製品の減量化や廃止への取り組みが活発化しています。

日本でもスーパーやコンビニのレジ袋が有料化になったのは、まさにその一環と言えます。
普段の買い物で何気なくタダでもらっていたレジ袋も、実は一人あたり年間で約450枚も使っているという調査結果も出されています。

これを人口1億人で換算すれば、どれだけのレジ袋が毎年大量に消費されて
廃棄されているのか、誰でも想像できるはずです。

もし有料化したレジ袋にお金をかけるのはもったいなと考えているなら、
これをきっかけに環境への配慮も真剣に考えるチャンスかもしれません。環境を見直す

実際に世の中では、買い物の際にレジ袋をもらわなくて済むように、エコバッグやマイバッグを持参するケースも目立ち始めています。

ただし、何かとかさばるエコバッグやマイバッグを、普段から身につけて持ち歩くのは、意外にも不便なものです。
またコンビニ等へちょっとした買い物をする際などには、必ずしもエコバッグを持っているとは限りません。

実はもっと便利で手軽に使えるアイテムがあります。
それは風呂敷。昔から使われている伝統的な文化の1つでもある風呂敷ですが、
そんな風呂敷がこのレジ袋削減の代わりにいま見直されてきているのです。

風呂敷がエコバッグに代わりに?そのメリットとは?

プラスチック製品による深刻な地球環境へのダメージを認識したならば、
それまで環境問題への取り組みに無関心だった意識の戒めとして、お買い物の際には
積極的にエコバッグやマイバッグを持参すべきでしょう。

とはいえ、エコバッグなどを常に携帯して持ち歩くのは、意外と面倒くさいものです。
ポケットやバッグへハンカチを入れる感覚で、手頃に使用できるような袋が理想的です。

そこでおすすめしたいのが、風呂敷。昔から伝わる日本の伝統的な四角形の包布ですが、
これがエコバッグ代わりに大活躍します。風呂敷バッグで買い物

まずメリットは何といっても携帯性に優れていること。
使用していない場合には、ハンカチやタオルのように折りたたんで仕舞えるため、
ポケットやバッグ等に入れておいても、エコバッグに比べて邪魔にはなりません。

そして使い方がシンプルなのも、見逃せないメリットです。
風呂敷には複数の包み方がありますが、基本的には「一つ結び」と「四つ結び」の2つを覚えておけばOK。

前者は買った商品を包んだら、風呂敷の一角を絡めながら一回結ぶだけ。
後者は広げた風呂敷の中央に商品を置いたら、それぞれ対になっている角同士を結び合わせるだけです。

少し重い商品で心配ならば、この結び方を使うとよいでしょう。